ネットビジネスやアフィリエイトで成功するには、
「素直さ」が大事だと多くの人が言います。
私としても素直さは必須。
素直に動かない人は絶対に成功できません。
しかし、多くの人はこの素直さの意味を
誤解してしまっています。
（講師側すら勘違いしている）
と言うのが、ただ言われた事をそのまま
実践する事を素直さと勘違いするのです。
しかし、素直さで最も重要なのは『思考』です。
多くの人は表面的な行動を模倣します。
それが「素直さ」と思ってしまうのです。
が、動きをただ真似るのではなく、
考え方を模倣しないといけません。
行動模倣は絶対に限界があります。
そもそもネットビジネスを始めたタイミングや、
住む家、1日に使える時間、PCスキルが
違う時点で行動は揃えられません。
もちろん、行動模倣は必須です。
が、ただ「表面的な動き」を真似るのではなく、
「考え方を知った上での行動模倣」が必要です。
考え方を知らず行動だけ模倣しても上手くいきません。
例えばよく言われる成功法則に、
「成功者と同じライフスタイルを送りましょう」
というものがあります。
有名な話だと、Apple元CEOのスティーブジョブズは、
服を1種類しか持っていないという逸話があります。
が、だからと言って、自分も真似して
服を1種類だけ着たら成功出来るかと言えば、
そんなわけありません。
そんな簡単な話なら私も服をどんどん捨てます（笑）
しかし、スティーブジョブズがなぜ、
服を1着しか持っていないのかという思考を学び、
そこから全て真似ないと意味がありません。
この罠って、特に自己啓発が好きな人が
かなりハマりやすいんです。
確かに私も、商売だけでなく日常生活まで
メンターの模倣はしています。
例えば筋トレ、シャワーだけかお風呂に入るか、
食生活、着る服、歯ブラシと歯磨き粉、布団まで、
私はメンターの模倣です。
自分なりの生活スタイルではなく、
メンターと同じ生活スタイルをしています。
傍から見れば、異常なほど素直だと思います。
ただし、当然ながら歯ブラシと歯磨き粉を揃えれば
同じ成功が出来るわけではありません。
そこに「なぜ？」が必要なんです。
例えば私は今まで3人のメンターを持ってきました。
その全員がパソコンはMacBookを使っていたんです。
ここで行動模倣で行くと、
「じゃあ自分もMacBookを買おう」
となります。
が、大切なのはメンターがMacを選んだ理由です。
それぞれのメンターがこう言っていました。
Aさん：テンションが上がるから、カッコいいから
Bさん：未来の市場を考えた時、Macbookが残るから
Cさん：使いやすくて好きだから
この思考から真似るとどうなるか？
まずAさんの場合MacBookを使う理由は、
「カッコよくてテンションが上がるから」です。
となると、テンションさえ上がれば、
同じMacBookを使う必要は別に無いと言えます。
もちろん、自分もMacだとテンションが上がるなら
Macを使うべきですが、Let’s noteだとテンションが
上がるならLet’s noteの方が適切です。
これが考え方の模倣になります。
Bさんの場合は「未来の市場を考えている」ので、
それなら同じくMacBookに揃えた方が良いでしょう。
Cさんだと「使いやすくて好きだから」なので、
自分がMacよりWindowsの方が使いやすいと
感じるなら、Windowsで良いとなります。
よって、私の今のパソコンはSurface Proという、
Microsoftが販売しているノートPCです。
思考模倣した上で、行動模倣する
とはこういう意味になります。
メンターが、
「パソコンは使いやすいのが一番（僕はMacBook）」
と考えているなら、私たちも「一番使いやすい
パソコンを選ぶ」という思考模倣が必要です。
私の場合、違う基準でパソコンを選ぶ事はしません。
例えば「安いから」「軽いから」
「バッテリーが長持ちするから」など。
それは自分基準の選び方になってしまいます。
メンターが使いやすさで選んでいるなら、
自分も使いやすさを見るという事です。
これが思考模倣。
ただし、何のパソコンを使いやすいと思うかは
人それぞれ違います。
よって、MacBookでも、Surface Proでも、ThinkPadでも、
各々使いやすいと思うものを使えば良いんです。
ここを見落として、
「メンターがMacBookだから俺もMacBook！」
と考えても、メンターはもしかしたら、
「いや、僕はたまたま懸賞で当たったから
使っているだけで、Macに深い意味なんか無いよ」
というだけかも知れません。
なので思考→行動が必須。
自己啓発好きの方が「成功者模倣！」と言って
どんどん生活習慣を変えているはずなのに、
上手く結果を出せないのはここです。
理由を詳しく知らず、行動だけ真似てしまっている。
私がさっき、筋トレも布団も食生活も
真似していると言ったのは、全て裏の
思考まで教わった上での判断です。
逆にパソコンは思考を教わった際、
「私はMacじゃなくても良いな」
と思ったのでSurfaceを使っています。
行動模倣は、この分別が必要です。
仕事に置き換えると、例えば私は、
メールやチャットのコミュニケーションを
凄く簡素に終わらせます。
何行も丁寧に書く事は滅多にありません。
例えば文章の添削を求められ、
特に問題点が無さそうなら、
「〇〇さん
この記事はこれで問題ありません。
しき」
の3行（実質1行）で返します。
この姿勢に、文句を言われる事もたまにあるんです。
適当にあしらわれている感じがする、
冷たい、気持ちが入っていない、など。
これはもう、その人の意見なのでNGです。
ただし、「じゃあ自分も簡素に書こう」と、
表面的にだけ真似るのもNGなんです。
「しきがなぜ、簡素な文章で終わらせるのか」
という意味や理由、背景が分かっていないからです。
簡素にする意味や理由まで全部理解し、
模倣しないといけません。
でないと、
「メールやチャットは無理やりにでも
短くまとめないといけない」など、
ズレた事を考え出してしまいます。
私は、どんな時でも絶対短文で終わらせるべき、
とは言っていません。
20行以上のメールやチャットを書く事もあります。
が、行動模倣で考えてしまうと、
「メールは絶対1行なんだ」と
勘違いしてしまうのです。
つまり思考まで分かっていないと、
少しTPOが変わった瞬間、自己流になります。
（でも本人は模倣できているつもりなんです。
ここが一番厄介）
なので、
『思考を模倣したら、行動を模倣』
という順番を大切にしましょう。
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