ネットビジネスの有名マインドセット「言い訳するな」の2つの注意点
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言い訳する人が嫌いでした。

今まで私はネットビジネスを
たくさんの方に教えてきました。

するとこういう相談も多く受けるんです。

「学生だからお金がない」
「ブラック企業だから時間がない」
「実績がなくて物が売れない…」

こういう発言はネット起業家たちが口を揃えて、
駄目だと言っていることです。

「○○だからできないなんて
言い訳をしている限り一生稼げません」

「稼ぎたいなら、できる方法を考えてください」

と。

私自身も、そういった相談を
されるのが嫌だったんです。

だからマインドセットとして、
「できないと諦めるのではなくて、
できる方法を考えてください」
と生徒さんに強く教えていました。

でも最近気付いたことがあります。

そんな私自身も、いろんな言い訳をしていたことです。

メンターに対しあからさまに、
「○○だからできません」と
口にはしていませんでしたが、
内心あえて避けていることがあったんです。

「これは苦手だから、こっちでマーケティングを組もう」
「これはお金がないから、こっちのツールを使おう」
「これは時間がないから、こっちに集中しよう」

という感じ。

これ、冷静に思い返せば言い訳と変わりませんでした。

でも人って日々頭の中でたくさんの考え事をしています。

だから言い訳がすぐ、頭の中から消えていくんです。

「何となく微妙に違和感は覚えていたけど、
スルーしてしまった」という経験は、
あなたにもあると思います。

同じように「自分は言い訳をしている」という
事実を、私は見て見ぬフリをしていたんですね。

でも潜在意識ではうっすら、
「自分は言い訳をしている」
という記憶が残り続けます。

それを放っておくと、どうなるか?

自分以外に言い訳している人を見たとき、
強い怒りが出るんです。

なぜなら、今まで見て見ぬフリをしていた、
「言い訳癖のある人間の姿」を、
ハッキリ見せられてしまいます。

だから「見たくない!」という拒絶反応が出るんですね。

そこから私は、
「言い訳されるとめちゃくちゃ腹が立つ」
という心理になっていました。

つまり1つの自己嫌悪感なんです。

そもそも「○○だからできない」と言っても、
心のどこかで、人は解決策を分かっています。

苦手だからこそ練習して克服しないといけないし、

お金がないなら短期バイトをすれば稼げるし、

時間がないと言っても
「どう工夫しても、もう1秒すら捻出できない」
というところまではやっていません。

何とかする方法なんて無数にあります。

でも、私はそこまでの努力をしていませんでした。

怠けや横着があったんです。

それを私は
「こういう都合があるから仕方ない」
と誤魔化していたんです。

こういう自己正当化って、脳が勝手にやってしまいます。

だからなかなか、
「自分は今言い訳した」
と気付きにくいんです。。

でも、自分と同じように言い訳している
他人を見るとすぐに分かるんですね。

「あ、言い訳している(俺と同じだ)」と。

だからその姿を見たくないと感じてしまうんです。

これは心理学で『シャドー』と呼ばれます。

人は自分の欠点を、他人を通して見るんです。

つまり、

「誰かに怒りや苛立ちを感じたり、
強く説教したくなったとき、それは
自分自身の課題である可能性が高い」

ということです。

あなたの上司や先輩にもいないでしょうか?

しょっちゅう怒ったりイライラしているけど、
「お前が言うな」「お前もやってないじゃん」
と言いたくなるような人が(笑)

あれもシャドーなんです。

ハッキリと自覚できていない自分の弱点を
他人が持っているので、責めたくなるんです。

ここでシャドーを知っておくと、
今後私たちが怒りを感じたときに、
「これは自分もやっていることなんだ」
と思って、一旦心を落ち着かせられます。

今まで怒っていたこと、
イライラしていたことに、
「自分もこの人と同じなんだ」
と共感できるんです。

※アンガーマネジメント(怒りの処理)では
 怒りは6秒我慢すると落ち着くと言われますが、
 私はあれ絶対嘘でしょって思います(笑)

 それよりはシャドーだと思ったほうが、
 よほど落ち着きます。

すると自分も精神衛生上いいし、
相手にもキツく当たらなくなるんです。

これは、決して言い訳を認めるわけではありません。

(言い訳していたら成功できないのは事実なので)

ただ、自分も言い訳していたという
事実に気付けることが大きいんです。

すると、まず自分が冷静に1つ1つ言い訳をやめられます。

そして「できる方法」を考え出します。

つまりシャドーに気付くことは、
何より自分のためになるんです。

次に、他人に対しても思考で冷静に
「これでは駄目ですよ」と伝えられます。

自分もできていないからこそ、
「一緒に改善していきましょう」
と共に歩む気持ちになれるんですね。

でも、シャドーのまま放っておくとどうなるか?

まず「言うて自分もできてない」という、
自分の課題に気付けません。

なので自分が成長しないんです。

そのくせ人にばかり怒ってしまいます。

「なんでこいつは本気でやらないんだ」
「考えが甘いから言い訳が出てくるんだ」
とパワハラのようになるんです。

そして厳しく当たり過ぎて、
生徒さんも挫折していきます。

そのとき生徒さんに、内心思われているんです。

「お前もやってないじゃん」と。

結局、自分のためにも人のためにもなりません。

そのため今回のまとめは3つです。

1.人に対して怒りや苛立ちを感じたら、
 自分の課題である可能性が高い

2.それに気づかず人を叱責すると、
 自分を改善できないし、
 生徒さんに厳しくなり過ぎる

3.自分を見つめ直せば成長できるし、
 生徒さんのことも優しく指導できる

あなたの嫌いな人や苛立つ人。

そんな人たちを見たときには冷静に、
「これは自分の課題ではないか?」
と振り返ってみてください。

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