私、よく疑問に思うんです。
メルマガやステップメール系の教材を買うと、
「読者さんに投資意識を植え付けましょう！」
と、よく書いてあります。
要は、
「成功のためには自己投資が必須です！」
「先行投資して、後から回収しましょう！」
というマインドを教えるわけです。
すると商品が売れやすくなります。
この"投資意識の教育"が、
多くの教材に書かれています。
でも、私いっつも疑問に思うんです。
それ、本当に要りますか？
投資意識のない人が問題なだけ
わざわざ教育しなくても、
本気の人は自然に投資意識を持つものです。
投資意識を"植え付けないといけない人"は、
元から真剣度が低いのだから、教えても
無意味だと思ってしまいます。
例えば真剣な人って、筋トレなら、
家で腕立て伏せをするのではなく、
ジムでコーチを付けます。
歌なら、カラオケで練習するより、
ボイストレーニング教室に通います。
料理なら、クックパッドを頼るよりも
お料理教室に通います。
本気の人は元々、投資意識があるんです。
有料で良質な情報を手に入れたり、
プロからサポートを受けようと考えます。
そういう真剣な人だけを相手にすれば良い。
投資意識の教育なんて要らないと思うんです。
逆に、私やあなたがネットビジネスをする以上、
投資意識のない人を相手にしても意味がありません。
スーパーで言うなら、試食のためだけに来る人。
元から買う気は無いので、
そういう人に試食させても無駄なんです。
同じように私たちも、
無料コンテンツを出す意味って、
後のセールスへ繋げるためです。
試食のように無料情報をお試ししてもらい、
良かったら有料情報も買ってもらう。
そのために無料で発信しているわけだから、
最初から試食しかする気のない人を
相手にしてもメリットがありません。
と言うと、心優しい方が、
「私は今まで無料情報ばかり
受け取ってしまってました！すみません！」
と罪悪感を覚えてしまうんですが、
それは良いんです（笑）
試食はあくまで、買うかどうか判断するためのもの。
そこで気に入ったら買えば良いし、
気に入らなかったら買わなければ良い。
「投資意識を持った上で、買わない判断をする」
は全然問題ありません。
が、初めから投資意識がないのは問題なんです。
あなたもネットビジネスをやる上で、
まずは無料で情報発信することになりますが、
すると勘違いする人がそのうち出てきます。
「タダで何でもしてもらえる」
「何でも教えてもらって当然」
と。
そういう人にセールスを仕掛けると、
文句を言われたり反感を買ったりします。
が、彼らって要するに、試食を提供するスーパーを
「タダで食べさせてくれるボランティア団体」と
勘違いするような人たちなんです。
そういう人たちにビジネスを無料で教えても、
結局成果は出せません。
そして、彼らに投資意識を植え付けて、
何とか有料商品を買ってもらっても、
行動しなかったり、文句ばかり言ってきます。
だから、投資意識そのものがない人を
相手にしても、次へ繋がらないんです。
有料情報がより優れているのは当たり前
今言ったように、私やあなたが
無料コンテンツを作る意味は試食です。
だから私たちは、
顧客に「美味しい」と感じてもらうため、
手抜きせず良いものを提供するわけです。
情報ビジネスで言うなら、
どういう情報をこの人は持っているのか、
信用できるのか、自分に合いそうか、
などを顧客に判断してもらうわけです。
そのために、無料コンテンツを全力で作ります。
「無料だからこれくらいで良いや」
という手抜きは許されません。
やれば成功する情報を出します。
が、あくまで無料お試しなので、
全部を出すわけではありません。
極秘情報は、有料コンテンツに回すわけです。
それが普通のマーケティングです。
無料で情報を全て出してサポートもやったら、
誰も有料商品なんか買わないので。
特に私の無料コンテンツは、
「浅く広く」「狭く深く」
のどちらかで作っています。
なので、深く広く学べるのは有料教材だけです。
また、直接サポートしたりコンサルするなど、
自分の時間・労力を直接割くサービスは、
無料ではやりません。
やるにしても、1人1回1時間だけなど、
制限を設けています。
よくネット起業家やインフルエンサーが、
「無料だからと言って出し惜しみは一切しません！」
と言いますが、絶対嘘でしょって思います（笑）
私は今まで、いろんな人の
無料教材と有料教材を読み比べてきました。
が、本当に有料の情報を全て無料で
出している人なんて見たことありません。
絶対に、有料で売る情報は残しています。
そこは私も同じです。
が、だからと言って無料教材がショボいと、
有料教材も買ってもらえません。
だから、無料でもハイレベルな情報を出します。
無料でも有料級のものを出す
有料（低額）なら、さらにレベルの高いものを出す
有料（高額）なら、直接のサポートもする
普通のマーケティングなんです。
こういう話をすると、必ず
「結局お前もお金を取りたいだけじゃん！」
と叩かれますが、当たり前だと思います。
だって、商売なんだから（笑）
ビジネス情報を学んでいる時点で、
あなたも人からお金取りたいんでしょ、と（笑）
なのに、自分が売り込まれるのは不愉快。
そういう人の思考回路って、
「私は人からお金を取りたいけど、
あなたは私からお金を取るな。
人からお金をもらう方法を私にはタダで教えろ」
ということなので、人間性がヤバいです。
その発想が、自己中なことにすら、
ほとんどの人は気付けません。
だから、ファン化もできないんです。
私が一番伝えているのは、ここです。
ビジネスは、ノウハウやテンプレート、
テクニックで成功するわけではありません。
こと情報発信では、私たちがメールやSNS、
通話などを通して人と関わるわけです。
そこで信用を得て、信頼を得て、
ファンになってもらい、収入が
発生するというマーケティングです。
だからそもそも、
「周りがファンになる人柄」をしていないと、
どんなノウハウを使ったって上手くいきません。
本人の人間性が、商売の9割を占めます。
もしノウハウだけで上手くいくなら、
これだけ大量の教材が販売されている今、
すでに全員成功しているはずです。
そうならないのは、ノウハウは良くても、
性格が自分本位だからです。
こういう投資の話をすると、
「こっちだって大変なんだ」
「稼げず悩んでいるんだ」
と言い出してしまう人がいます。
が、そこでも自分の話が出てくる時点で、
やっぱり自己中なんです。
よって、
自分さえ良ければ良い
自分は助けてもらって当然
自分は稼ぎたいけどお金は払いたくない
という人がいくらノウハウを学んでも、
成功なんてできません。
それが事実であることは、
実際に稼げていない本人たちが実証しています。
お金が苦しい人には配慮したい
とは言え私も、
「投資したいけど、どうしても資金が足りない…」
という人には配慮したいと思っています。
私も20代のとき、
ホームレス（ネカフェ難民）、
生活保護、自己破産など、
相当な貧困を経験しました。
当時の私は、月2～3万円の投資が限界でした。
逆に言うと、それだけの貧困でも、
本気を出せば月2～3万円は捻出できます。
が、数十万円～数百万円のコンサルは流石に無理。
だから「お金が本当に苦しいけど、
少しでも学びたい…！」という人の
気持ちも分かるんです。
そして、それくらい貧乏だからこそ、
「大きく稼ぎたい」と願うんです。
だから私は、
「少しでも安いものを」と思って、
有料教材の価格も設定しています。
コンサルティングだって、相場よりは安いです。
無料情報も手抜きせず作っているし、
「どうしても投資はできないけど、
代わりに無料情報は本気でやり抜きます！」
と言って行動しまくる人がいたら、
有料サービスをタダで提供することもあります。
実際、私が今見ている生徒さんに、
100円だけ投資した方がいるんです。
私は缶コーヒー1本すら買えません（笑）
でも、彼は今どんどん行動しています。
言動もポジティブだし、素直だし、
質問も「ここを聞いてくるのは鋭い！」と
思えるような内容ばかりです。
なので、行動ペースが落ちなければ、
その人は成功すると見ています。
だから、手抜きせずサポートしています。
でも、最初から
「私は苦しいので無料でやってもらって当然」
という人には、100円で教えても、
ほとんど何もしません。
教えた事の1割もやらないんです。
だから結論として私が言いたいのは、
A.最初から投資意識がある本気の人だけ相手にする
B.「投資意識はあるけど、この商品は要りません」
という判断は、本人が持つ当然の権利。
C.「投資意識はあるけど現実的に資金が足りない」
という人には、配慮する
という感じです。
なんだか「販売者目線」の話ばかりですが、
私は購入者側のときも、このマインドです。
無料で教えてもらって当たり前なんて
甘えたことは過去一度もありません。
無料サービスや無料コンサルを受ける際も、
「内容が凄かったら、この人に投資しよう」
という意識で申し込んでいます。
絶対に買うわけではありません。
が、検討するために無料情報を見るんです。
実際のところ、無料情報や無料コンサルって、
「タダなら受け取っておくか」という
気持ちで申し込む方が多いと思います。
が、そんな気持ちで情報を得ても、
どうせ実践しないんです。
だったら、自分が持っている教材に
ずーっと一点集中していた方が
遥かに成果は出ます。
そして、あなたがいざ、
情報発信者になったときも、
初めから投資意識を持っている人を
顧客にすれば良いんです。
だから投資意識の植え付けなんて要りません。
やるにしても、オマケくらい。
初めから真剣な人を選んでいきましょう。
