
私はコンテンツビジネスをやっており、
今までさまざまな作品を出してきました。
最近は次のコンテンツ作成にも取り掛かっています。
ただコンテンツと聞くと、1つ疑問の
浮かんでくる方も多いのです。
それが、
「本なんか1冊1,500円で買えるのに、
なんで教材を○万円も出して買うの?」
というもの。
よくインフルエンサーは、
「情報なんて無料でも転がってるんだから、
コンテンツなんて買うだけムダ」
と言ったりします。
そんな当人がYouTube メンバーシップを
やっていたりするのはさておき、、、
これについて私の考えを話しますね。
まず、教材と本はまったく性質が異なります。
単純な値段だけで比較はできず、
それぞれ得意分野があるんです。
分野を広く深く学びたいなら、
断然コンテンツの方が優秀です。
特に実践的なノウハウまで知りたいなら、
絶対コンテンツが優れています。
なぜなら本だと情報量に限りがあるからです。
一般的な本なら内容にかかわらず、
200~300ページでまとめないといけません。
しかもただノウハウだけ解説するのではなく、
著者のエピソードやコラムも入ります。
そうなると実践的な話を解説するのは、
多くても7~8割に留まるわけです。
だから情報量が限られてきます。
対して私が去年発売した、
『Harvest~コンテンツビジネスの教科書~』
というコンテンツは12時間越えの音声。
あれを本にまとめるのはどう頑張っても無理です。
まとめようとしたら広く浅く解説した、
イメージをつかむだけの本になります。
あのボリュームはコンテンツだからこそ、
すべて収録できたわけです。
だからコンテンツが優秀だと思っています。
一方、もし1つの分野を本で学びたいなら、
相当な量を読まないといけません。
私もビジネス以外だと予防歯科、国の福祉、
ユングの分析心理学などについて勉強してきました。
ただ、やっぱり本は情報量が限られているので、
「私はこの分野を勉強した」
「自信を持って人に教えられる」
と思えるまで、少ない分野でも50冊は読みました。
ユング心理学に至っては情報量が多すぎて
200冊は読まないといけなかったんです。
それだけ読んで思うのは、
5~10冊だけだと情報が少な過ぎて、
平気で古い情報や誤情報をつかんでしまうことです。
たとえば私は一時、わけあって難聴の勉強をしました。
そこで、まずザっと10冊の本を読んだんです。
それだけでも、情報はだいぶ手にしたつもりでした。
が、後に分かったのは、どの本も古かったことです。
私が勉強した分野は今、
目まぐるしく状況が変わっている、
新しめの難聴でした。
※聴覚情報処理障害(APD)と言って、
聴力そのものは正常なのに日常会話では
聞き返しや聞き間違いが多いという難聴です。
4年前から学会で取り上げられ始めた症状なので、
診断できる病院がほとんどありません。
だから新書を読まないといけなかったんです。
こういう盲点がよく起こります。
しかし、では新書だけを読めば
良いのかと言うとそうでもありません。
分野によっては、新書はミーハー向けに
分かりやすくされすぎていて、本質が
削ぎ落されていることもあります。
細かい文字がびっしり300ページ書いてあるような
古書を読まないと、まともな知識を学べない
分野もあるのです。
そのため新書から古書まで網羅的に読まないと、
偏った勉強をしてしまいます。
となると、本が1冊1,500円として、
50冊読んだら75,000円。
200冊を読んだら30万円。
結局、スクールやコンサルに
入れるくらいの出費になるんです。
しかもユング心理学に至っては
3,000円~4,000円するぶ厚い本もあったり…
でもコンテンツだと、仮に3万円しても
本20~30冊分の知識が手に入ったりします。
私のHarvestも、今5,980円ですが、
本50冊以上の知識はまとめています。
もちろんコンテンツもたった1つだけで全部を
カバーできるわけではなく、結果を出して
中級者~上級者にランクアップしたら、
いろんなグループ、いろんなコンテンツを
見た方がいいとは思います。
が、それでも5万円、10万円、
数十万円くらいに収まるんです。
だからトータルで見ると、そんなに費用対効果に
差があるわけではありません。
よって、
「本なんか1冊1,500円で買えるのに、
なんで教材を○万円も出して買うの?」
という問いへの答えは、情報量が違うからです。
1,500円の本1冊でその分野をマスターできるなら
コンテンツなんか要らないと言えますが、
残念ながらそうではないんですね。
ただ、コンテンツはどの分野にも
必ずあるわけではありません。
コンテンツという性質上、テーマはお悩み解決が多いのです。
お金、ダイエット、美肌、恋愛などなど。
よって悩み解決ではないテーマだと
コンテンツは不向きと言えます。
そういう場合は本が優秀と言えます。
あと本って自費出版ならともかく、
商業出版だとさまざまな制約があります。
編集者によるテコ入れが入るので、
著者の感覚や感性が削ぎ落されることがあるんです。
「この内容はマズいのでカットしましょう」
と言われてカットされたけど、
著者的にはそれが一番伝えたいことだったり…
私の友人なんか記憶術の本を出したかったのに
「記憶は売れないので速読にしましょう」と言われ、
速読術に変えさせられたので…(笑)
そういった"大人の事情"もよく絡みます。
というわけで本とコンテンツ。
単純比較するものではなく、
それぞれに得意・不得意があります。
学びたい分野に合わせて使い分けましょう。


