今は「風の時代」、つまり「共感」が
重視される時代と言われています。
この社会はかつて上下関係が厳しく、
会社内でのパワハラも珍しくありませんでした。
が、今は個々人が尊重されています。
それによりフラットな関係が好まれる風潮です。
生産者と消費者の関係も変化しています。
昔は「お客様は神様」という言葉が当たり前でした。
が、今はカスタマーハラスメント(カスハラ)という
言葉も生まれ、消費者という立場だけで
絶対的に優先されるわけではない、
という認識が広まりつつあります。
※私、毎回あれ「カスのハラスメント」に
見えてしまうんですが、もう少し良い
ネーミングはなかったんでしょうか…笑
コンテンツビジネスの世界でも同様です。
実績や知識量を前面に押し出して一方的に
アピールするよりも、「人柄(キャラクター)」が
魅力となってファンを惹きつける時代になっています。
「先生と生徒」というような固定的な構図よりは、
身近で親近感があり、少し先を歩んでいるような
キャラが支持されるようになっているのです。
これが、今の「風の時代」の特徴と言えるでしょう。
ただ、ご存知の通り時代は常に移り変わるもの。
今の"風の時代"も、数年後には
次のステージへ移行すると言われています。
では"風"が終わった後、
一体どんな時代がやって来るのでしょうか?
それは「風」と「土」の融合だと考えられています。
※ここで言う「土」とは、昭和のような
上下関係や秩序が重視された時代を指します。
この新しい時代にも、きっと名前が付けられるでしょう。
「融合」とは具体的にどういうことかと言うと、
私たちの関係性は完全にフラットになるのではなく、
状況に応じた上下関係、つまりリーダーシップと
フォロワーシップが柔軟に変化する状態を指します。
その時々の状況や目的に応じて、
序列が入れ替わるということです。
これは非常に柔軟で合理的な形だと私は感じています。
実際に私の周りで上手くいっているグループや
コミュニティは、この形式を取り入れている
ことが多いのです。
たとえば私の場合、コンテンツ作成や
パブリックスピーキング(人前で話すこと)は、
幸いにも周りの方々から評価していただくことが多く、
リーダーシップを発揮できるかもしれません。
しかし、コピーライティングやセールス、
デザインといった分野では、私よりも
遥かに優れたスキルを持つ方がいます。
その領域において、私はリーダーの
役割を担うことはできません。
ですからプロジェクトAでは私がリーダーを務め、
プロジェクトBでは別の方がリーダーシップを発揮する。
このように、それぞれのプロジェクトにおいて、
もっとも適した能力を持つ人が指揮を執る、
という形です。
これは、プロジェクトをもっともスムーズに
進めるためのやり方だと感じています。
私は以前、まさに風の時代と言えるような、
完全にフラットな関係性を重視するグループに
所属していた経験があります。
だから分かるのですが、
「みんな仲良し!」「上下関係なんてない!」
というコミュニティは、悲しいかな、
プロジェクトが驚くほど進まないんです。
まず、全員が平等に意見を出し合うため、
議論が平行線をたどり、なかなか結論が出ません。
そうなると出てくるのが多数決という発想です。
でも、多数決ってみんなの総意で
結論を決められるようでいて、
実はそうでもありません。
多数決では
「自分の希望する選択肢がそもそもない」
ということが多いからです。
選挙がその一例かもしれません。
多数決で民意が反映されているように見えても、
実際には「国民の理想とする政治家」がいないため、
ほとんどの人が心から満足しているとは
言えない選挙結果が生まれています。
つまり多数決とは、みんなの総意で決めたように
見せかけて、「実は誰にとっても不満」という
状況になりやすいのです。
これが平等・共感・風のデメリットです。
よって、多少は誰かが権限を持って
メンバーを導くという構図が存在しないと、
組織として機能しづらくなります。
しかし、だからと言って固定的な上下関係を重視すれば、
それは単に昭和の時代へ逆戻りするだけです。
そこで重要になるのが「柔軟性」です。
ある場面ではAさんがリーダーシップを取り、
また別の場面ではBさんがリーダーシップを取る。
このように、状況に応じてリーダーと
フォロワーの役割が入れ替わる。
そんなしなやかな上下関係が、
おそらく3~4年後には主流に
なると考えられています。
これをコンテンツビジネスに置き換えてみましょう。
基本的に、今と同じく人柄(キャラクター)は
非常に重要になると考えられます。
しかしそれだけではなく、
特定の分野ではリーダーになれるような、
専門的な知識・スキル・ノウハウも
必要になってくる可能性が高いのです。
現実的に、キャラだけでなく実力もなければ
ビジネスとしては成り立ちません。
つまり人柄+スキルが求められる時代が来ます。
というとハードルが高そうですが、幸いこれは
「今すぐ」必要なわけではありません。
風と土が融合されるまでは、まだ数年の猶予があります。
そのため今からスキル磨きを始めておきましょう。
ライティングでも、セールスでも、デザインでも、
あるいはその他の分野でも構いません。
あなた自身の専門性と呼べるようなスキルを、
じっくりと磨いておいてください。
風の時代の『次』が来たとき、必ず役に立ちます。

